私は短大を卒業後、東京の行政機関で3年ほど働いていました。しかし、働くうちに地元の福島で暮らしたいと感じるようになり、転職を決意しました。福島で再び公務員になることも考えましたが、生活に不可欠な「お金」を通じてたくさんの人の支えになりたいと思い、東邦銀行へ。面接の際にリラックスして話せる雰囲気を作ってくれたことにも好感を持ちました。人事の方は私の前職の経験を活かして会計業務を勧めてくれましたが、まずは銀行の現場で経験を積んでみたいと希望を伝えたところ、北福島支店に配属が決まりました。
北福島支店では出納補助に続いて融資業務を経験。周囲の人を気にかけてサポートしたり、チームワークを重視する支店の雰囲気のなかで、安心して働くことができました。行政機関に比べるとケースに応じて柔軟に対応できる部分もやりがいを感じたポイントです。だからこそ、小さなことでも求められた仕事以上の何かをプラスして返すことを心がけました。こうして融資窓口で個人のお客さまのローンのご相談を受け付けるなかで、この分野の専門性をもっと高めたいという思いが強まりました。そこで入行3年目に公募制度(現:キャリア申告制度)を活用し、いわき鹿島ローンセンターへ異動することになったのです。