法人インターネットバンキングサービスの不正利用による被害の補償について

2014年12月01日
法人

 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 また、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 さて、当行では、「たすかる君-WEB」を安心してご利用いただくため、2014年10月3日(金)より、「たすかる君-WEB」のご利用により不正な預金払戻しにあわれた場合の被害補償基準を下記の通り制定いたしました。

 当行は今後も、お客さまのサービス向上を目指した取組を進めて参る所存でございますので、今後ともより一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

  1. 補償の内容

     「たすかる君-WEB」のご利用により、預金等の払戻しの被害にあわれた場合には、ご契約者さまあたり年間1,000万円を限度に被害額を補償いたします。

  2. 被害補償の対象外または減額について

     個別の事案ごとにお話を伺い、IDや乱数表、パスワードの管理に問題があった場合やご利用のパソコンのセキュリティ対策を行っていなかった場合など、内容によっては被害補償の対象外または補償額を減額させていただくことがございますのでご了承ください。

     なお、被害補償の対象外または補償額が減額される主な場合は後記「被害補償の対象外または補償額が減額される主な場合」の内容をご参照ください。

  3. 被害にあわれた場合

     万が一、身に覚えのない不審なお取引や、パスワードが他人に知られたあるいはその恐れがあることに気がついた場合には、下記お問い合わせ先までご連絡ください。

  4. セキュリティ対策の実施について

     「たすかる君-WEB」ご利用にあたっては、「当行の推奨するセキュリティ策」を実施し、ご利用いただきますようお願いいたします。

以上

お問い合わせ先

東邦銀行 EBヘルプデスク

フリーダイヤル 0120-32-1040

平日 9:00〜18:00
(土・日・祝日・年末年始を除きます)

お問い合わせ先

東邦銀行 ハローサービスセンター

フリーダイヤル 0120-14-8656

平日 9:00〜17:00 
土日 9:00〜16:00
(祝日・年末年始を除きます)

被害補償の対象外または補償額が減額される主な場合

  1. 当行で推奨するセキュリティ対策または同等の効果のあるセキュリティ対策を実施されていない場合
  2. インターネットバンキングに使用するパソコンの基本ソフトやウェブブラウザ等、インストールされている各種ソフトウェアが最新の状態に更新されていない場合
  3. パソコンにインストールされている各種ソフトウェアで、メーカーのサポート期限が経過した基本ソフトやウェブブラウザ等を使用し続けている場合
  4. インターネットバンキングに係るパスワードを定期的に変更していなかった場合
  5. 正当な理由無く、あるいは安易に他人にIDやパスワード等を回答してしまったことによって生じた損害
  6. お客さまの社内、ご家族、または使用人自らの行為、もしくは加担したIDやパスワード等の盗用によって生じた損害
  7. お客さまが他人に強要されたことによる不正使用の損害
  8. 他人へ譲渡、貸与または担保に差し入れられたパソコン等の不正使用によって生じた損害
  9. パソコンが盗難にあった場合において、IDやパスワード等をパソコンに保存していた場合
  10. 不正使用が発覚した日の翌日から30日以内に当行に届出が無かった場合
  11. 警察に被害届をご提出していない場合
  12. 被害調査にご協力いただけない場合

当行の推奨するセキュリティ対策

  1. セキュリティ対策ソフトは最新版でご利用ください。

    コンピューターウイルス感染防止のためにウイルス対策ソフトの導入やフィッシングによる被害防止のためフィッシング対策ソフトをご利用ください。また、常に最新の状態に更新し、定期的にウイルスチェックと駆除を行ってください。

    当行ホームページよりウイルス対策ソフト(SaATNetizen)およびフィッシング対策ソフト(PhishWall)を無料でインストールいただけます。

  2. 電子証明書をご利用ください。

    電子証明書をパソコンに保存することにより、利用パソコンを特定し他のパソコンからのログオンを抑止することができます。無料でご利用いただけますのでお申込をされていないお客さまは是非お申込ください。

  3. OS、ブラウザの管理を徹底してください。

    ご使用いただいているパソコンのOS等のソフトウェアやブラウザを常に最新の状態に更新してください。

  4. パスワードは定期的に更新してください。

    インターネット暗証番号や利用者暗証番号等のパスワードを定期的(毎月)更新してください。

  5. お取引の管理者と利用者で別々のパソコンでご利用ください。

    管理者と利用者で同一の端末をご使用になられないようご留意ください。また、権限認証機能をご利用いただき、お振込等の資金移動業務における登録者と送信者を分けてご使用ください。

  6. 振込限度額は必要最低限に設定してください。

    万一被害にあった場合の被害額を最小限に抑えるために、振込限度額は必要以上の高額な設定は避け、限度額の引き下げを行ってください。

  7. 操作履歴をこまめにチェックしてください。

    当日の業務を開始する際や退社される前には必ずインターネットバンキングにログオンし、ご自身でされた適切な操作であるか操作履歴の確認を行ってください。

  8. 不審なメールにご注意ください。

    心あたりのない電子メール、不審な電子メールに記載されているURLをクリックすることや添付ファイルを開封することはウイルス感染やフィッシングの危険がございますので、絶対に行わないでください。

法人インターネットバンキング被害補償に関するよくあるご質問

  • Q1

    個人(個人事業主)で法人インターネットバンキングを利用しているのですが、補償の対象となるのですか?

    A1

    個人のお客さまでも、法人インターネットバンキングをご利用されている場合は補償の対象となります。

  • Q2

    なぜ、補償の限度額を1,000万円としているのですか?

    A2

    昨今、被害が拡大している不正送金の手口は都度振込によるものです。当行の都度振込については、当日中の振込を抑止しており、翌日以降の都度振込の上限額についても1,000万円としているため、補償の限度額は万が一被害にあわれた場合の一日あたりの上限額といたしました。

  • Q3

    適切なセキュリティ対策とありますが、具体的にはどのような対策をとれば良いですか?

    A3

    当行ではウイルス対策ソフトの導入、フィッシング対策ソフトの導入、電子証明書の導入の3つを組み合わせたセキュリティ対策を推奨しております。当行で推奨しているソフトでなくとも、同等のセキュリティ水準が保たれていれば補償の対象となります。

    セキュリティ対策 概要 当行での無償提供
    ソフト名
    ウイルス対策ソフトの導入 パソコンに侵入しようとするウイルスの監視やパソコンにまぎれこんだウイルスを駆除することが出来るソフトです。 SaATNetizen
    (サートネチズン)
    フィッシング対策ソフトの導入 悪質な電子メールやWebサイト等を用いてパスワード等の情報の漏えいを促すフィッシングを防ぐために、表示されたページが本物か偽造されたものであるかの確認を行うことが出来るソフトです。 PhishWall
    (フィッシュウォール)
    電子証明書の導入 利用パソコンを特定し、他のパソコンからのログオンを抑止することが出来ます。 電子証明書
  • Q4

    他人へのIDやパスワード等の回答とありますが、具体的にはどのような場合ですか?

    A4

    口頭での回答やIDやパスワードを記載した媒体のパソコンへの貼付、パスワードのパソコンへの保存など第三者の目に付く場所に置いている場合を指します。

  • Q5

    「被害補償の対象外または補償額が減額される主な場合」に記載している事象以外にも補償の対象外もしくは減額されることがあるのですか?

    A5

    万が一、お客さまが被害に遭われた場合、お客さまの被害に遭われた手口やパソコンの環境など具体的にお調べさせていただいたうえで、個別に補償についての判断をさせていただきます。